宇宙に生活を始めてから、まもなく百年が過ぎようとしていた。
その頃、自身の周囲重力を操る能力を持つ者たちが現れる。 人々は彼らを「ダイバー」と呼んだ。
コロニーバルミシンに停泊する一隻の宇宙艦 その名は「ハイトゥベッハ」。
ダイバーのみで構成された特異な艦は、 彼らを保護し、集め、そして運用していた。
やがて、宇宙空間に出現する“謎の巨大娘”が 生活圏を脅かし始める。
通常兵器は傷つけてしまう。 そんなことはできない…!
そこで対抗し得る力は、ただひとつ。
アイドルの歌声。
ハイトゥベッハのライブホールで紡がれる旋律は、 共鳴技術によって力へと変換され、 ダイバーへと託される。
宇宙を駆けるダイバー専用機――「機動箒」。
その柄に宿る導唱の光をまとい、 ダイバーは巨大娘へと接近する。
斬るためではない。 撃ち落とすためでもない。
歌を、直接届けるために。