世界樹に引っ掛かることで保たれている清浄な大陸――ユレミラ。
その均衡は、静かに、しかし確実に揺らぎはじめていた。
精神の共鳴に長けた〈ルーネ〉のフィルナ。 彼女は自らの内に確かな“自己”を持ちながら、世界と適切な距離を取り、生きてきた。
やがて出会うのは、異なる波動を持つ霧の幻霊〈フローネリア〉のルゼア。 二人の共鳴は、ユレミラの深層に眠る真実を呼び覚ます。
世界樹は守護か、束縛か。 均衡は救いか、停滞か。
キャラクターの関係性と精神の揺らぎを軸に描かれる、 浮遊大陸ユレミラを巡る幻想叙事詩。
これは―― “選ばれた者”の物語ではなく、 “自ら選ぶ者”たちの物語。
